2007年12月01日
阿多野谷 2
昭和47年3月竣工の阿多野橋はにぎやかな区域の始点となり、この付近から寿司、スナック、酒、食堂、お土産の店舗が中心に走る阿多野通りのみならず路地にもそのような店を見受けるが、今のところ営業はしていない。ロイヤルホテル雅亭は沿道に面しておりチェックアウト後の観光客の流れがゆったりと暖かい歩道に向かっていた。正面玄関横の軒下にある「雅の足湯」には数人の子供が足をつけながらはしゃいでおり、そのそばに座っている親と思える大人達は背中を丸めて子供を見遣っていた。ガラス越しに見える豪華なロビーには人影はなく午前11時15分にもなれば大方は次の行程へと進んでいるものと推測した。ホテル前の歩道は数組のグループが話し声や笑い声をあげて輪をなしたり、そぞろ歩きをしていた。阿多野橋から1区画下ると白鷺橋がありその中央には林羅山像を構えている。3匹の猿に囲まれ立ち姿で右手を上げ左手は何かをつかみ前に突き出している。お寺の住職がかぶるような帽子をかぶり、穏やかで理知的な切れ長の目で斜め前を見つめているが、この温泉で何を思い何を見出したのかを知りたいものだった。
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